死ぬ前に見る夢

オタクの話 思想強いよ

たった一筋のわたしの光、それが王子様

Endless SHOCKを見た。正しくは劇場版。

眩しいライトを背に主役はやってきた。その瞬間にわたしはこの輝きに魅せられ、救われた。

 

 

 

メンタルをやっちゃってる人間なので常に具合が不安定、季節や考査が重なるともうダメになる。

ちょうどその2021年明けに生まれて初めて「愛のかたまり」を聞いた。その憂いたメロディを女性目線の歌詞に凄まじい感動を覚えた。こんなに曲調も歌詞も好きになることは初めてだったのですぐに作詞作曲の名前を見た。そしたら驚くことに「堂本剛」「堂本光一」の名前が並んでいて、デュオがラブソング作ったの!?と衝撃だった。

そこからKinKi Kidsとはどんなグループなのか、どんな関係性なのか、どんな歴史を歩んできたのかを調べた。あっという間に虜になった。

 

寝て起きて、「堂本光一が夢に出てきた」と気づいた。昨晩は別にどちらが好きかとは全く意識していなかったが、蓋を開けると鮮明に堂本光一が好きな事を知った。

 

これが彼を好きになった、彼を担当だと言うことになったきっかけである。

 

 

 

タイミングよく、コロナ禍の影響でEndless SHOCKが劇場で見れるということになった。

2~3000円で見れるなら、と見に行った。

階段から転げ落ちるという情報しかなく、ストーリーもよく分からないまま見ていた。実はちゃんと動く堂本光一を観るのがこれか初めてだった。

その瞬間に目を奪われた。名の通り光を纏い、真っ白な正装とも言える衣装で現れた。

これを王子と呼ばす何と称するのだろうか、この人は私の事を救いに来たのではないか、そう思った。

Endless SHOCKにおいて、「堂本光一は魂を削っている」とも言われている。ほぼ全てのシーンで登場し、動き回り、歌い、15分の殺陣、からの階段落ち、命綱が無いものや客席上空を飛び回る数種類ものフライング、作・構成・演出をも担う。彼が削れていくごとに輝きは増していく。

同年にナイツ・テイルが再演。彼は「King of 帝劇」と新聞に書かれた。何よりも誇りであった。

 

彼のエンタメで私は救われる。辛いこと、苦しいことがある度に堂本光一のことを考えた。

涙が止まらなくて、ど鬱、遠隔のテストだからと教授に帰省を促された時も「ソロコンがあるから」と帰らなかった。

ナイツ・テイルを観に行ったと言ったら、通院頻度が元に戻った。

人間関係で辛い時、その度にインスタライブやEndless SHOCKの情報解禁があった。自分で髪を切る姿、帝劇と博多座で2022年は行うこと。

 

私の手元に何も無くても、彼が照らしてくれると思っている。

 

他のジャニーズみたいに、リップサービスやコンサートでのファンサはなくとも、正直さと天邪鬼さを知っていたからそんなの無くて十分だった。「ファンサービスよりもパフォーマンスでまた来てもらいたい」という彼の言葉が大好きだ。何よりも「実力がある」という事を示すのに丁度合っていた。

あと、特に自分はファンサ貰いたいかといえばそうではない。いてくれるだけで十分なのだ。地声より甘く響く歌声、年齢を感じさせないダンス、気品のある顔、人間を引っ張っていけるリーダーシップ、負けん気が強いところ、全て全てが美しい。それだけで十分なのだ。

 

 

わたしの目の前に王子様と言うべき人間が現れ、人生が少し楽しくなって、色んな場所に行って、色んなアイドルを好きになりました。原点であり最高、カッコよく助けに来てくれる王子様、それはステージの光を浴びてやってくる。

これがわたしの堂本光一へのクソデカ感情。