2次元オタクは絶対にKinKi Kidsが好きだという話
はじめまして、しがないオタクです。
いきなりですがKinKi Kidsって知ってますか?
硝子の少年、愛のかたまり、フラワーetcの人達、ジャニーズ初のデュオ、クレンジングのDUOの人、どっちも堂本。
いまや時代は若手。嵐の活動休止とV6の解散から一気にそんな感じがします。事実そうなんですけど…売り出し方とかメディア出演とか見れば。
しかし、1990年代からずーっとフルメンバーかつステージ上で活躍し続けているジャニーズのアイドルグループはただ1つ“KinKi Kids”(TOKIOやトニセンの扱いが少し難しくて、丁寧に扱っているつもりですが気分を悪くされたら申し訳ないです)
その情報量と関係性は想像以上のものだと思います。その一部を伝えられたらな、とここに至りました。
1.「俺達は運命共同体」
マジ。本人が言ってたもん。関係性が好きな人間絶対KinKi Kidsに落ちる。
まずKinKi Kidsの構成メンバーをお伝えすると、堂本光一さんと堂本剛さん。そう、「堂本」のふたり。ジャニーさんが「Youの他にも堂本っているよ!」からはじまりました。
同じ1979年に生まれ(学年は違う)、誕生日は100日違い。兵庫と奈良の生まれの関西人同士、だけど自分から前には行かないタイプの2人。眼鏡少年の光一とバスケット少年の剛。2人の姉が履歴書を送り、出会いました。
多分こんな正反対の2人が運命的に出会ってその後活躍するのはKinKi Kidsと初代プリキュアくらいです。
その後入所、当時は関西Jrが存在しなかったので当分は京都駅で合流して新幹線で東京へ向かっていました(かわいい)。デビュー前にも関わらずコンサートをやり遂げたり、ドラマに抜擢されたり(剛→初代金田一、光一→家なき子2)、冠番組を持ったり、それはもうすごいこと。会社発足以来のデビューシングルでのミリオン(社長がこだわったのもある)、「硝子の少年」約179万枚の売上はデビューの売上で未だ破られていません。
激ヤバアイドル、売上事実で殴る( ∩’-’ )。
ここら辺で好きなエピソードでも語ります。
※当時の雑誌やテレビ、公演を実際に見た訳では無いのでソースがネットになるので注意してください。
・「♪心配性すぎなあなたは 電車に乗せるのを嫌がる まるでか弱い女の子みたいで 何だか嬉しいの」←ちょっと実話混じってる
は???????
前述の「京都駅集合時代」がそれにあたります。
いつも一緒に行ってたのに、ある日光一が先に行って剛が後に行った日がありました。その時に、光一「心配したで~」剛(お兄ちゃんみたいで嬉しい…)となったらしいです。ホワ…
・中居正広「死ぬ時は二人一緒に手繋いでステージ上で死んで欲しい」
KinKi強火担かつ育ての親中居正広…中居さんはちょくちょく強火担の一面を見せ、「お前らは2人なんだから」「退所するなよ~(おまいう)」と言います。わかる………中居さんが言う事もファンの願いでもあるし、スーパーアイドル中居正広に認められてるのも嬉しいです…
KinKi Kidsも中居さんや木村拓哉さんのことを兄のように慕ってます。事務所だとベテランの域だけどこの2人を前にすると弟になるKinKi可愛い~~~~!
・剛の心身と光一
めちゃくちゃセンシティブな話なんですけど、堂本剛さん類を見ないほど感受性が豊かで繊細な方です(剛が一番病んでた時期はグループ時代の平手友梨奈的な感じでイメージを突きつけられて辛かったらしいです)。10代後半~20代前半は希死念慮持ってたし、過換気症候群・パニック障害や突発性難聴に遭ってしまうし…今現在は「生きててよかった」と言ってくれますが、過呼吸は今もなるらしいし、聴力も戻ってません。しかも難聴時の緊急入院以外は活動を止めてません、時代が許さなかったところもありました。
発作がステージ上で起こり色々ザワついて色々言われていた頃、光一が「剛は僕が守りますから大丈夫です」と一蹴しました。我々は“外”の人間で、あとは2人の問題なんだ…と考えると、本当に線引きされてるんだなと思います。
突発性難聴になった時はちょうど20周年の時。音響系がダメなのでアニバーサリーイベントは中継という形でした。それでも距離を感じさせず、一緒だなと。お互いのデビュー時の顔面がプリントされたTシャツを着たり、イベント中に2人で楽曲制作が進んだり。それ以外の夏の歌番組の特番では他のジャニーズの力を借りたり1人で歌ってました。1人で(意図的かは明言されていないが)「Anniversary」の2番を歌いました。「♪趣味や仕草だって 違っているけれど 最近似てきたと 周りに言われる」…仕草なんてピッタリ合う時あるもんね…「♪キミがいるだけで ありふれた日々が 鮮やかに彩られ 愛が満ちていくよ」
KinKi Kidsは2人しかいなくて、ずっと“ふたりぼっち”で、片方が片方を支えるのだなと思います。片翼…
2.ファンサよりも2人で喋る
ほんとにそう。基本的にファンサよりもパフォーマンス重視のコンサートです。剛の耳の具合もあってか花道やスタトロはほぼ無いことが多いです。他のジャニーズを推している方には物足りないかもしれません…やはりコンサートはファンサもひとつの楽しみなので。
でも、2次元のライブってファンサ無くないですか?ファンサよりも絡みの方が見たくないですか?
2次元オタの人って「自分は干渉したくない」人間が一定数います。KinKi Kidsは1時間くらい2人で喋ってます。どうですか!?!?!?
しかも大体毎年年末年始にコンサートやって、堂本光一(1/1生まれ)を堂本剛が祝うというイベントがあります。可愛い。何をプレゼントするのか、どんな流れなのか、どんな反応するのか…ただの堂本剛主催堂本光一生誕祭になります。
お揃いのトロンボーン、色紙、入浴剤、カメラに写せないアレコレ……ちょっとここで書くのがアレなので「Φコン KinKi Kids」とでも調べるか買うかして下さい。
あと椅子でクルクル目を閉じて回ってお客さんの方向けたら演技がいいねと言いながら、目を開けたる勝手に2人が向かい合ってます。何見てるんだろ…
3.お互いがリスペクトし合ってる、というかクソデカ感情
マジで正反対なので、四半世紀以上一緒にいる今は愛情通り越して尊敬の意に入ってると思います。
光一の真っ直ぐさや強さ、剛の優しさやセンス。若いグループを見ると、やっぱり「俺ら最強!大好き!」ってヒシヒシと伝わって良いのですが、40代の信頼って強いですね…(と言っておきながら比較的V6は仲良し!って感じが強いです。こっちも可愛い)!
難聴になってから、剛は「光一の輝きがそのままで僕だけが変わればいいのに」と思い、光一は「そのままの剛が好き。今の剛が1番好き」と思ってます。なんだこのクソデカ感情!?
そうなんですよ、クソデカ感情デュオ・KinKi Kids…
本人同士もクソデカ感情だしファンもクソデカ感情、クソデカ感情のコンサートですよ…たまに「この曲はKinKi Kidsの関係をイメージして書きました」的な曲があって(Next to you等)、それがまたよくて我々のクソデカ感情を加速させます。「こんなクソデカ感情持ってるなんて…」って。
とにかく!マジでKinKi Kidsはジャニーズ疎い人間でもオススメ!
歌上手い!ダンス上手い!楽器弾ける!顔面良い!関係性エモい!勝手にエピソードが降ってくる!コンサート円盤死ぬほどある!最高!!!!
コンサートで「KinKi Kidsのファンって図書委員にいそうだよね」って言われるくらいなので怖がらないでも大丈夫です…わたしも初めてちゃんとジャニーズで推すことになったKinKi Kidsです。それでも楽しい…
KinKi Kidsを知れば、Endless SHOCK(2000年からやってる堂本光一主演のミュージカル、派手な演出が特徴)やENDRECHERI(堂本剛ソロ名義、国内外で高い評価のFUNK)は勿論、オリンピック以上にレアな堂本光一ソロコン、FCでも滅多に当たらない小喜利の私(大喜利をやる)などなどの個人活動も楽しめます。毎シーズン何かしらあります、金…!
ありがとう、KinKi Kids!!